東洋経済オンラインの「ソニー好調支えるスマホゲーム「FGO」の威力」を読んだ雑感

20年ぶりの最高益を叩き出したソニーの勢いを支えるFGO

連結で400億近い営業利益

連結で400億近い営業利益

ひとつのスマホゲームアプリがソニーの最高益に大きな影響を与えるなんて、一昔前じゃ想像できませんでしたね(^ω^;)

スマホゲームにハマってもう何年も経ちますけど、こういった記事を見ると改めて急速に世の中が変わったのを実感します。

2017年の連結決算ではなんと400億近い営業利益を出しており、北米や中国でも人気を博したことから1人あたりの課金額の高さは世界のスマホゲームでNO.1に。

世界一課金されてるゲームってスゲー響きだな(´<_` )

ディライトワークスの庄司顕仁社長がインタビューに答える形式の記事になってます。

FGOの魅力はシナリオ

配信から3年経っても人気が続くのはひとえにシナリオ、とのこと。

僕はいい意味でややこしい戦闘システムに魅力を感じてるんですけど、やっぱり登場するキャラクターの魅力も大きいですよね。

その点、ストーリーでキャラクターに感情移入させるのがFGOはずば抜けて上手いなと思います。

アニメで見て好きになったキャラだけじゃなくて、ストーリーを進めていく内に好きになってしまうことも多いですし。

寂しい

そうなると欲しい、という気持ちが大きくなって課金してでも…ってことに繋がるので、他のゲームに比べるとインフレが緩やかでも売上が立つ。

「強いキャラだから欲しい」という動機で課金させると、どんどん新しいキャラを強くしていく必要がありますもんね。

大抵のスマホゲームはそんな感じなんですが、FGOは初期のキャラでも現在の環境で戦える点が素晴らしい…戦闘モーションとかは改修して欲しいけど。

カードゲームからFGOに

独立したばかりの庄司氏にTYPE-MOONから「詳しい人の意見が聞きたい」という依頼が舞い込む。

そして原作者の奈須氏も納得の行く形で新しいFGOを作っていく…。

という流れなんですけど、開発に着手したのが依頼を受けてから半年後、というのには驚きました。

かなり綿密に打ち合わせを繰り返して今のFGOの形に収まったんですね。

ただし、予算不足もあり、アニプレックスにとって最初のゲーム作品だったことからサーバーが耐えられなくなる。

初期のメンテナンス祭りは大きな話題になりましたね。僕なんかは逆にそれがきっかけになって始めたクチなんですけど(^ω^)

スクエニの天才 塩川氏

快適にゲームが進められない環境が改善されていったのは、スクエニの前社長を通じて紹介された塩川氏のおかげ。

記事内でいきなり「スクエニの“天才”に救われた」という見出しがついていたので「随分持ち上げるなぁ…」と思いましたが、これだけの実績をあげるきっかけを作ったのは確かにスゴイ!

いろんな発言や弟子うんぬんは僕には共感できませんが、FGOを手がける前から天才クリエーターとして名を馳せていたそうです。

FGOについて相談するうちに一緒にお仕事をされるようになったそうですが、スクエニとベンチャー企業のディライトワークスじゃ進め方もまるで違うでしょうし、その辺りも考慮するととても優秀なクリエーターなんですね。

課金回りの話も

マスターとサーヴァントの運命的な出会いを再現するのにガチャというシステムがたまたま合っただけ、といった記述があるんですけど…

本当なのか…(´<_` )…

凄まじい利益を上げているわけですけど、コレってほぼガチャに対する課金額で成り立っているんですよね。

僕的には確率に対してガチャ1回当たりの金額が高い気がするんだけどなぁ。

ただ、「お金を払う価値がないと思えばずっと無料、価値があると思えばその分払ってもらえる」という設計とのこと。

コレは確かにそうですよね。配布サーヴァントも十分すぎるぐらい強いし、両儀式やアルトリアみたいな主人公クラスのサーヴァントも手に入るぐらいだし。

3周年から今日までで220連分ぐらいの聖晶石や呼符が集まったので、課金しないと遊べないってことは確かにない。

クリアするだけなら低レアだけでもいけるし、なんだったら令呪使えばいいですしね(^ω^)

プレイヤー自身が納得のいく金額だけ課金して、納得できなかったら無料でも遊べる。

僕の場合、毎月5000円とか1万円ぐらいの課金で毎日楽しく遊べたなら元手は十分過ぎるほど取れていると感じるし、程度問題なんでしょうね。

複数のタイトルを配信予定

僕はFGOだけだと思っていたのですが、ディライトワークスのオリジナルタイトルとかもあるんですね。

公式サイトを確認してみるとFGO絡みのもの以外では

新規プロジェクト
「それは、本当にRPGと呼べるのだろうか?」ディライトワークス、新規プロジェクト始動。
ジャンル、プラットフォーム:未定
企画/開発/発売元:ディライトワークス株式会社

というものがありました。新しいゲームも制作予定なんですね。

個人的にはどんなゲームになるのか楽しみです(^ω^)FGOで培ったノウハウが活かされれば面白いゲームになりそう。

さらにこんなゲームも。

バンドやろうぜ!
ジャンル:「青春」 ×「バンド」 リズムゲーム
プラットフォーム:iOS / Android
企画/開発:ディライトワークス株式会社
発売元:株式会社アニプレックス

こちらは2018年7月31日(火) 17:00でアプリ更新が終了しているそうです。残念。

しかしサービスは一部を除いて2018年7月31日(火) 17:00以降も利用できるという。この辺りは良心的ですね。

雑感まとめ

大ヒットしたスマホゲームというと僕がパッと思い浮かぶのがパズドラ。

後はモンストなんかもスゴイ人気ですよね。

FGOはこれらのゲームと比べてインフレが抑えられており、性能というよりはキャラそのものの魅力がヒットの理由になっていると感じました。

コレを狙って作ってるなら本当にスゴイことだと思います。

もちろん緩やかにはインフレしてますし、性能も大事ですけど、プレイヤーがお気に入りのキャラで攻略し続けられるのは素晴らしい(^ω^)b

世界観を作り上げるためにゲーム以外のことにも注力されているとのことで、これからはスマホの外でもFate関連作品を見かけることが増えそうですね。

東洋経済オンライン ソニー好調支えるスマホゲーム「FGO」の威力

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コメント

  1. G より:

    プレイヤー側としてはNo. 1課金額と聞くと若干複雑なものがありますね。
    まぁ、確かにFGOはサーヴァントが少なく、そしてその全てがシナリオで魅力的な顔を見せるのでキャラへの愛着が他とは違うと思います。
    にも関わらず、あのガチャの渋さ。
    星5は全てフェス限かというほどの確率。
    これだけ儲かっていれば、そうそうサービス終了にはならないかなというのが数少ない慰めでしょうか。
    ・・・慰めか?

    • ナカジマ より:

      課金額…人気あるんだな、という思いもありますけど若干複雑ですね(^ω^;)
      なんせ課金要素はガチャしかないわけですし。
      90%以上の確率でハズレる、と思ったらいったいどのぐらいのお金が消えていっているのか…
      それともワクワク代として納得してるんでしょうか、皆さん。
      とはいえ、無料でチャンスも沢山作ってくれるのが有り難い。

      流石にサービス終了は無いでしょうね~!
      これほど稼げるコンテンツは他に無いんじゃないかと思います。

  2. KEITH より:

    インフレしないから復帰勢がかえってきやすいのも大きいと思いますよ。
    スクエニの天才は仕事はできるんでしょうけど発言がね・・・

    • ナカジマ より:

      ああ、なるほど…。昔やってたけど、その頃のキャラはもう強くないのかな、とか思いますね。
      聖晶石もめっちゃ配るし、復帰しやすいのかな。
      天才だけに普通の人とはズレてるってことなんでしょうか(´<_` )