ヤングエースUPにてコミカライズ作品「Fate/Zero」が全話公開中!10月10日までの限定公開ッ!

Zeroはアニメを見たんですが、復習も兼ねてチェックしてきました!

まさかの全話公開

なんという太っ腹な企画!

コミカライズ「Fate/Zero」

真じろう最新作「終末のノスフェラトゥ」発売記念!「Fate/Zero」全話公開!

すべての願望を叶える“聖杯”を手に入れんとする七人の魔術師と、彼らに召喚された七体の英霊が雌雄を決する聖杯戦争。大人気ゲーム「Fate/stay night」では断片的にしか語られなかった、第四次聖杯戦争の真実が明かされる。真じろう最新作「終末のノスフェラトゥ」コミックス1巻発売を記念して、伝説的コミカライズ「Fate/Zero」を一挙全話公開! 10月10日までの1週間限定公開ですのでお見逃しなく!!

(C)Nitroplus/TYPE-MOON

Zeroは決してわかりにくいストーリーでは無いのですが、「聖杯問答」や「切嗣にとっての正義」など考えさせられるテーマが多いですよね。

もう一度活字でしっかり考えながらストーリーを進められるのは有り難い(^ω^)b

もちろん原作のFate/Zeroを読むのが一番ですが、漫画形式だと手早く読めます。

以下、雑感など。

切嗣の正義

「最大多数の最大幸福」を目指す功利主義というのは倫理的には正しいような気がします…が、現実的にはそんなにキレイに割り切れるもんじゃないですね(´<_` )

5人を救うために1人を殺すのは正しいか?というトロッコ問題が有名ですが、僕自身は冷静かつ合理的に判断は下せないです。

「命の数」よりも「命の重さ=自分にとって大事だと思える度合い」を重視するだろうな…。

どういった答えに行き着くのか、そもそも答えがあるのか?多くの人にとってFate/Zeroという作品中、一番重要なテーマではないかと思います。

オケアノスの潮騒

先程多くの人にとって、と書いたのは僕にとって一番大事なテーマがライダーの中での「オケアノスの潮騒」だからなんですね(^ω^)

正義や正しさ、についてはスッキリと答えが出せず悶々とするのですが、その点ライダーの目指すものは簡潔でわかりやすい。

「やっぱ男はこうじゃなきゃな!」という熱さ。気が滅入るようなお話が多いFate/Zeroの中でもとても爽やかです。

僕は単純なのでこういった少年漫画的な熱血モノに弱い。男なんてのは、自分が一番良いと思う事をやるしかないんだ。

ディルムッドの愚直さ

血を血で洗う聖杯戦争の中でも悪く言えば融通がきかないディルムッド。

しかしそれ故に眩しい…Fateシリーズに僕がどんどんハマっていくきっかけになった一人ですね。

登場する男性キャラクターは皆なにか信念を持っていて、それを貫こうとする。

ディルムッドも清廉潔白な聖人ってわけじゃなく、人間らしいところも持っていて、そこがまた共感できます。

FGOでは女性の攻撃力を大幅低下できるスキルを持っているところもイイ。彼自身は不本意かもですが、有効なスキルなんだよなぁ。

間桐雁夜への救いの無さ

「俺のサーヴァントは最強なんだ! 」でお馴染みの雁夜おじさん。

やっぱり救いがない…彼の血の滲むような、というかそれ以上の覚悟はなぜこんなにも報われなかったのか( ³ω³ )

彼がボロボロになって戦えば戦うほど、間桐臓硯の思う壺になっていく様がツライ。

FGOでは概念礼装の「目覚めた意思」に登場してるけどやっぱりスペック的に不遇な気がする。

遠坂時臣の判断

子供のことを考えて養子に出したということなのですが、間桐臓硯の元で酷い目に遭ってしまうというこの流れ。

全く知らなかったわけじゃないだろうし、この判断は親としてどうなんだ!?

しかし養子に出さなかったらそれはそれでエグイ未来が待ち受けているという。

「根源に達する」という目標のためなら何でもやる、という描写なんだけど海外に隠し子がいたり、このオヤヂなんかイマイチ共感できない(´<_` )

アイリと舞弥の関係

よりによってこの両者が結託して切嗣を守っていくというストーリー、見てるこっちがモヤモヤする( ³ω³ )

読んでる間ずっと実際どうなんだろ…という気持ちがついてまわるんですよね。

結局二人は最後幸福だったのだろうか?納得はできたかもしれないけど…

描写がグロい

無料で公開してもらっておいて文句言うのもなんですが、漫画の方は龍之介&旦那の「芸術殺人」のシーンもがっつり描写されているので苦手な方は注意ですね( ³ω³ )ミスったぜ…

この二人は最終的に自身の望みをある程度まで遂げられたように描かれていて、なんだか納得がいかない。

しかし善人が酷い目に遭って、悪人が報われる、というシナリオが現実への強烈な皮肉になっているのでしょうか。うーん。

ヤングエースUPと企画概要

ヤングエースUP

「ヤングエースUP」というサイトのことは知らなかったんですが、ヤングエース発の漫画が無料で読めちゃうWebコミックサイトなんだそうです。

運営は株式会社KADOKAWA。期間限定とはいえ、無料で読めちゃうのは嬉しいですね(^ω^)b

こちらは「終末のノスフェラトゥ」という作品の発売記念となっております。

「終末のノスフェラトゥ」

百年前に突如出現し、世界を震撼させた不死者(ノスフェラトゥ)。虐殺を続けるアルノルトを殺すため、そして謎に包まれた不死者の謎を解き明かし自分とは何者なのかを知るため、ローラの孤独な旅が始まる。

とても興味深く読ませていただきました。この企画に感謝!

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コメント

  1. 遠い音楽 より:

    10/10まで!?
    時間がない!!

    相変わらずTV版はまだ観てないのでコミカライズから入るのも良いのかもしれないけど、最後まで読めそうはないなぁ。

    • ナカジマ より:

      ちょっと記事にするのがおそすぎましたね(^ω^;)
      つい夢中で読んでしまいました!
      アニメ版、おすすめです!

  2. 直立四足歩行 より:

    お久しぶりでございます。

    ナカジマさんが「描写がグロい」なんて言うから気になって読んでみたら没頭しちゃいましたよ…(感謝)
    グロいことはグロかったのですがそこに重きを置いてないというか、もっと別のとこが深く描写されているのでグロさはあまり気になりませんでした。

    しかし現実にしてもフィクションにしても、悪は栄えずとも滅ばないのが世の常ですね。この世の悪全ては必要悪であり、それ故無意味な悪はなく、人間社会が正しく在る為には善行と同じくらい必要的価値のあるものではと考えさせられました( ´_ゝ`)光があれば影もあるって事ですかね。

    そして切嗣の理想を追い求めすぎたが故に破綻してしまう姿…悲しい姿でしたが共感できました。
    (個人的な話ですが)絵を描いている際、「本物」を描くにはどうしたらいいかということを考えた果てに得た答えが、「人間では不可能」だとわかった時はかなりキツいものがありました。(何事も石仮面被って吸血鬼になるぐらいの覚悟がないと駄目だという事でしょうか)
    もう少し愛が深ければ破綻してたんじゃないかってくらいの。まぁそれでもやめられないんですけどね、絵を描くの( ͡° ͜ʖ ͡°)b

    …という後から読み返すと顔から火が出ること必至なのを覚悟して、この長文を残させていただきます(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
    クソ長文失礼しましたm(_ _)m

    • ナカジマ より:

      グロみがちょっと苦手なんで…
      まあさらっと通せばいいんですけど思わず「うわ~!」って感じで見ちゃいました。
      痛そうなのもニガテです( ³ω³ )

      必要悪…あの二人も必要なのでしょうか?
      開幕エクスカリバーでふっとばしておいた方が良さそうな気がします。

      絵を描かれるんですね!
      いいですなあ(^ω^)しかし本物を描くというのは難しそう。
      僕は絵画より彫刻が好きなんですが優れた作品には言葉では表せないパワーがありますね!

      切嗣に関しては報われない部分や不条理がリアルといえばリアル…しかしもう少し幸せになって欲しかったような、あれで良かったような…

  3. より:

    ふむぅ。
    公開していたのは知っていたのですが、ダイジェスト版を読んだ時に絵が好みでなくスルーしていました。
    正直、上手い下手というより目の書き方にクセがありずっと違和感があった感じでしょうか。(時々別人に見える)
    ギルガメッシュとか、コマによってはただのヤンキーにしか見えない時が・・・・・・
    自分もZEROの中ではライダーがキャラ的にもシナリオ的にも好きでした。
    ZEROは、過半数の陣営がマスター、サーヴァント間の相互理解が出来ていない為にかなり陰鬱とした内容になっていましたね。
    相性が良かったのが、ライダー陣営とキャスター陣営の二つだけ。
    ランサー陣営は最後までそこがネックでしたね。
    バーサーカーも悪くはないですが、狂戦士故に相互理解は難しくセイバーとの因縁も邪魔をしていました。
    キャスター陣営は最悪の組み合わせでしたし、あえて言えばギルガメッシュと綺礼ですが、これはイレギュラーの上にこちらも極悪コンビでしたよね。
    その中で、純粋に覇道を歩むライダーと次第その様に憧れを抱いて成長するマスターという図は、ほぼほぼ主人公の属性ですね。
    主人公の切嗣は・・・う~ん。
    キャラとしては嫌いではないんですが、最初から最後までほとんどまともなコミニュケーションを取らないキャラだけに、主人公感が正直ない印象です。
    (あれ、アサシンの印象が・・・・・・)

    • ナカジマ より:

      確かに…(^ω^;)
      アニメ版のイメージが強かったので最初はちょっと違和感ありましたね。
      ギルガメッシュは目付きの良くないお兄ちゃんになってるところもありましたが…
      ライダーなんかはしっかり描かれていたと思います。

      サーヴァントとマスターの関係も大事ですね。
      チームなので上手いことやれるかどうかもマスターの実力のうちでしょうか。
      そういう意味ではウェイバー君はやっぱり優秀だったんだ!

      切嗣は確かにほぼコミュニケーションを取ってないというか、セイバーとは連携しませんでしたね。
      令呪で呼んできたり…
      やっぱりアサシンとかの方が切嗣には合ってるのかな(´<_` )

  4. ゲソ より:

    この記事を読んで慌てて読みました(仕事中に)
    マルチディスプレイですので仕事し(てるフリをし)ながら読んでました)^o^(
    流石に序盤17話くらいまでしか読めませんでしたけどね

    ぼく結構グロテスクな描写好きみたいです
    職場でリュウノスケが人間オルガン(でしたっけ?)を作ってるシーンを隅から隅まで見てました_(:3 」∠)_

    ゼロはアニメのを見ましたけど、あんまりストーリー覚えてなかったんですよね
    ぼくの頭は漫画が一番ストーリー導入しやすいみたいです

    • ナカジマ より:

      マルチディスプレイ!かっこいい!
      そして漫画が読める環境、最高ですね(^ω^)b

      グロ描写がお好き!
      うーむ、僕がニガテなだけかな…
      感情移入してしまって見れません。

      アニメは理解が追いつかなくてもどんどん先にいっちゃいますしね…
      巻き戻して見ればイイんですけども。
      漫画は気になるところだけ何回も読み直したりできるんで、把握しやすいと思います(^ω^)

  5. 匿名 より:

    ゼロは色々とドロドロしてるのがね・・・
    いいっていう人もいると思うけど
    個人的には藤ねえが良かったかな

    • ナカジマ より:

      そうですね、結構ドロドロ系ですね(^ω^;)
      三角関係とかはそんな惹かれない勢。

      「冬木の虎」は流石といった印象でした(^ω^)b
      最近はジャガーマンのイメージでしたが…
      stay nightの方では最後の方あんまり出てこなかったような…